
今回は応用情報技術者試験勉強としてシステム構成についてまとめてみました。
主にクラスタリングシステムやデュアルシステムとデュプレックスシステムのちがいについてまとめているので、応用情報技術者試験の勉強をしている方や、クラスタリングシステムやデュアルシステムとデュプレックスシステムのちがいについて知りたい方、エンジニアを目指している方に特におすすめの記事となっています。
前回の記事でまとめたシステム開発についてはこちらになります。

勉強方法としてはこちらの参考書を読んだりググったりして勉強しています。
また過去問道場でも過去問解いたりしています。

クラスタリングシステム

クラスタリングシステムは複数のコンピュータをネットワーク上で結合させたシステムです。一つのサーバーで障害が発生しても別ノードに切り替えられるので可用性高めです。
こちらのシステム運用は負荷分散クラスタ、HAクラスタ、HPCクラスタ等に分かれます。
名前 | 説明 |
---|---|
負荷分散クラスタ | 負荷分散して1台当たりの負荷を抑える |
HAクラスタ | 稼働系、待機系の切り替えで可用性を高める。 |
HPCクラスタ | 複数サーバーで演算処理をし処理速度を高める。 |
負荷分散クラスタ
負荷分散クラスタは、ロードバランサーなどで処理を負荷分散させることによって、1台当たりの負荷を抑えるシステム構成です。
HA(High Availability)クラスタ
稼働系のサーバーに障害が発生した場合待機系のサーバーに切り替え、可用性を高める構成です。稼働系から待機系へ切り替えることをフェールオーバー、そこからまた稼働系に切り替えることをフェールバックといいます。
HPCクラスタ
HPCクラスタは複数台のサーバーで演算処理をする構成で、処理速度を高めることができます。
デュアルシステムとデュプレックスシステム

ここではデュアルシステムとデュプレックスシステムについて紹介します。
デュアルシステム
デュアルシステムは、2組のシステムで同じ処理を行い処理の結果を比較し誤作動を起こしていないか確認します。片方のシステムで障害が起きたとしても、もう片方のシステムでも処理を行っているので処理を継続することができます。
デュプレックスシステム
デュプレックスシステムは、2つのシステムがあるのはデュアルシステムと同じですが、処理は別々の処理をしています。片方は主系もう片方は従系となっており、主系のシステムはメインの処理をもう片方の従系はバッチ処理などの別作業をして主系で障害が起きたときは従系に切り替わります。
ホットスタンバイとコールドスタンバイ
デュプレックスシステムの従系には、ホットスタンバイとコールドスタンバイがあり、ホットスタンバイはプログラムが起動した状態で待機しているので、主系で障害が起きた時にすぐ切り替えができます。デュアルシステムと似ていますが、デュアルシステムはどちらも同じ処理デュプレックスシステムは別の処理をしています。
コールドスタンバイは、従系のシステムは電源オフ状態(または準備していない)で待機しているので主系で障害が起きた場合切り替わるのが遅かったりします。ただ電源オフ状態なのでこすとはホットスタンバイほどはかからないです。
名前 | 説明 |
---|---|
ホットスタンバイ | 従系はプログラム起動されているため切り替えが早い。 |
コールドスタンバイ | 従系は起動していないため切り替えが遅い。ただコストは抑えられる。 |