
今回は、応用情報技術者試験勉強としてシステム開発の業務モデル化についてまとめた記事となっております。(主にDFD(DataFlowDiagram)とE-R図についてまとめてます。)
応用情報技術者試験の勉強をしている方や、システム開発の業務モデル化について知りたい方、エンジニアを目指している方には特におすすめの記事となっています。
前回の発注や開発手法についてまとめた記事はこちらとなります。

勉強方法としては、こちらの参考書を読んだりググったりして勉強をしています。
また試験対策として過去問道場で過去問も解いたりしています。

図やテーブルを使ってまとめておりわかりやすくなっていると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
業務のモデル化
DFD

DFD(DataFlowDiagram)へデータの流れを表した図です。システムや業務のモデル化をすることができます。
上記の画像の様な記号を使いデータの流れを図に表していきます。
データフローはデータの流れを表しプロセスはデータを加工したりする処理を表します。データの源泉と吸収ではデータの発生元やデータの行き先、データストアではファイルなどのデータの保存場所を表します。
名前 | 説明 |
---|---|
プロセス | データを加工したりする処理 |
データの源泉と吸収 | データの発生元やデータの行き先 |
データストア | ファイルなどのデータの保存場所 |
データフロー | データの流れ |
新規システムのモデル化をする場合は、まず現物理モデルの作成で現在の業務を調査し現物理モデルを作成します。
次に現論理モデルの作成で現物理モデルから重複している業務などを省き現論理モデルを作成します。
次の新論理モデルでは、現論理モデルにプラスして新規システムの要件を加えて新論理モデルを作成します。
最後に新物理モデルの作成で、新論理モデルに物理的な要素も加えて新物理モデルを作成します。
名前 | 説明 |
---|---|
現物理モデル | 現在の業務を調査し現物理モデルを作成 |
現論理モデル | 現物理モデルから重複している業務などを省き現論理モデルを作成 |
新論理モデル | 現論理モデルにプラスして新規システムの要件を加えて新論理モデルを作成 |
新物理モデル | 新論理モデルに物理的な要素も加えて新物理モデルを作成 |
E-R図

E-R図はデータの構造を表した図で実体(Entity)と関連(Relationship)という概念に分かれます。上の図の様に実体は四角で表され、関連は矢印で表されます。関連の矢印は対象が複数かそうでないかで矢印になったりただの横棒になったりします。

こちらの図の様に、学校と生徒だと学校が1で生徒が多数なので生徒の方に矢印が向く図になります。
出席番号と生徒では出席番号が1で生徒も1なのでただの横棒の図になります。
先生と生徒では先生が多数生徒も多数なのでどちらも矢印が向いている図になります。
関係 | 説明 |
---|---|
1対多数 | 矢印は多数の方に向く図になる。 |
1対1 | 横棒の図になる。 |
多数対多数 | どちらも矢印が向いている図になる。 |