
パッケージ管理とは、設定ファイルや実行プログラムなどを1ファイルにまとめたパッケージを管理することです。
具体的にはパッケージがどこにインストールされているか、どのようなパッケージがあるかなどを管理していたり
パッケージAがないとパッケージBが使えないといったパッケージの依存関係、パッケージAによってインストールされたファイルがパッケージBでもインストールしようとするパッケージの競合を監視しています。
Debian形式とRPM形式
パッケージ管理は主にDebian形式とRPM形式があります。Debian形式はDebian系のディストリビューションでRPM形式はRedHat系のディストリビューションで利用されています。
Debian形式
Debian形式のパッケージ管理ではdpkgコマンド、APTツールが使われます。
dpkgコマンドの形式としては以下のようになります。
dpkg (オプション) アクション
オプション
-E | 同じバージョンがあればインストールしない |
-G | 新しいバージョンがあればインストールしない |
アクション
-i | インストール |
-r | パッケージをアンインストール(設定ファイルは残す) |
-P | 設定ファイルも含めパッケージをアンインストール |
APTツールはapt-getコマンドというコマンドが含まれておりこのコマンドでパッケージをインストール、アンインストールなどを行っています。
apt-getコマンドの形式として以下のようになります。
apt-get (オプション) サブコマンド パッケージ名
オプション
-d | ファイルダウンロード |
-s | 動作をシュミレート |
サブコマンド
install | パッケージをインストール |
remove | パッケージをアンインストール |
update | パッケージデータベースをアップデート |
RPM形式
RPM形式のパッケージ管理ではrpmコマンドが使われます。
rpmコマンドの形式としては以下のようになります。
rpm オプション (サブオプション) パッケージ名
オプション
-i | パッケージをインストール |
-e | パッケージをアンインストール |
-q | 指定したパッケージがインストールされているか確認 |
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