
今回は応用情報技術者試験勉強としてマネジメントについてまとめました。具体的にはPMBOK、ITILについてまとめています。
応用情報技術者試験の勉強をしている方や、PMBOKやITILについて知りたい方、エンジニアを目指している方に特におすすめの記事となっています。
前回の記事でまとめたシステム構成についてはこちらになります。

勉強方法としてはこちらの参考書を読んだりググったりして勉強しています。
PMBOK

PMBOKはプロジェクトマネジメントのノウハウなどを体系的にまとめたもので国際的に標準とされているものです。
PMBOKで管理すべきものとされているのが「統合管理」「スコープ管理」「時間管理」「コミュニケーション管理」「調達管理」「リスク管理」「品質管理」「人的資源管理」「コスト管理」の9つです。
ITIL

ITILはITサービスを提供するにあたって管理や運用規則についての成功事例が体系的にまとめられたものになります。
ITILは大きく分けてサービスサポートとサービスデリバリに分かれます。
サービスサポートはITサービスの運用に関する作業をまとめたもの、サービスデリバリは、長期的にITサービスの改善や計画をするものになります。
サービスサポートのプロセス
サービスサポートは「サービスデスク」という機能と「インシデント管理」「問題管理」「構成管理」「変更管理」「リリース管理」の5つのプロセスによって構成されています。
サービスデスク
サービスデスクはサービスの利用者と提供者の窓口として活動しています。
インシデント管理
インシデント管理はインシデントが発生した際に迅速に復旧をして影響を最小限に抑えます。
問題管理
問題管理はインシデントで出た問題点の根本的な原因を見つけ再発防止をします。
構成管理
構成管理はサービスの提供に必要な構成アイテムを把握し各プロセスに情報を提供します。
変更管理
変更管理はRFCという変更要求に対し変更に伴う影響などを確認し承認や却下を行います。
リリース管理
リリース管理は適切な時期に正しい変更内容を正しい場所にリリースします。
サービスデリバリ
サービスデリバリは、「サービスレベル管理」「キャパシティ管理」「可用性管理」「ITサービス継続性管理」「ITサービス財務管理」の5つのプロセスによって構成されます。
サービスレベル管理
サービスレベル管理はSLAというどんなサービスをどのくらいの品質で提供するのかをサービスを提供する側と利用する側の両者で締結しPDCAサイクルを回していきます。
キャパシティ管理
キャパシティ管理はシステムのキャパシティ(容量や性能など)を管理して最適なコストで改善に結び付けます。
可用性管理
サービス利用者が利用したいときに利用できるようシステムの機能維持などに努めます。
ITサービス継続性管理
ITサービス継続性管理は、災害時にも最小の時間でサービスを復旧し提供できるように、計画立案などを行い、いつでも確実にサービスを提供できるようにします。
ITサービス財務管理
実際に発生したコストとこれから発生するであろうコストを計算したり課金管理をしたりしています。具体的には「予算業務」「会計業務」「課金」の3つになります。